カテゴリ:OPムービーの作り方( 15 )

OPムービーの作り方<4> 感情度について

さてさて、音楽と映像をシンクロさせるために大事な要素、そのひとつは「タイミング」。そしてもうひとつが「感情度」です。感情度って何だ?えーと、わたしが今考えました(´ヮ`; 簡単に言っちゃえば、その映像を見ている人の心の中の「盛り上がりと盛り下がり」です。心の抑揚は、見ている人を心地よくさせます。

一般的なJ-POPは「イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ」といった起承転結パターンを大きな波として、細かく抑揚がついています。これに映像の「感情度」をシンクロさせることで、見ている人の感情を大きくコントロールすることが出来るのです。


感情度 : 低い← →高い
  • キャラの表情 : 平静・落ち着き | 微笑み・嬉しい | 切ない・哀しい | 笑い | 怒り・泣き

    例えばこんな感じ。なんとなく分かりますよね?笑顔を見ているとこっちもなんだか楽しくなってきちゃいます。他にもいっぱいあります↓

    感情度 : 低い← →高い
  • 明度 : 黒 | 暗い | 明るい | 白

    暗い曲調の部分では暗い画面を、明るい曲調の部分では明るい画面を・・・!

    また画面のフェードイン・フェードアウトにおいて、白・黒どちらの色から入るか?どちらの色に抜けるか?も良く使います。白と黒は一番刺激の強い対比です。(この2色を点滅させるとてんかん起こしちゃったりします)

    感情度 : 低い← →高い
  • 彩度 : 無彩色 | 地味 | 鮮やか

    明度と同じように使えます。
    あと、白に抜けるときに同時に鮮やかさを増すと印象が強まって、おまけに眩い光に溶けるような表現になるので、デモムービー等では定番の演出です(笑。

    感情度 : 低い← →高い
  • 時間(空など) : 夜 | 朝 | 昼 | 夕方

    曲調に合わせて時間変化を持たせる事も、良く使う表現手法ですネ(´ヮ`

    感情度 : 低い← →高い
  • カメラ:ロング(広角・カメラ離れる)| アップ(望遠・カメラ寄る)

    画面における対象の大きさです。カメラが寄っているか離れているか。
    (話は逸れますが、漫画でも映像でも、慣れないうちは気を抜くとすぐにアップだらけの画面になってしまうので注意が必要!ゲームの静止画ムービーでは全身が使いにくいのでロングが難しいです、大抵風景シーンを使うことでお茶濁し(´ヮ`;

    また画面切替だけでなく、ズームを使ってアニメーションすることで
    ・ロングからアップへ(ズームイン):感情の高まり、何かが起こる予感・期待感
    ・アップからロングへ(ズームアウト):感情のクールダウン、落ち着きを取り戻す
    を表現することができます。

    感情度 : 低い← →高い
  • 速度:停止 | 遅い | 速い

    画面の中で動いているものの速さです。対象のスピードだったり、カメラのスピードだったり。

    これらの要素を上手く組み合わせて音楽と合わせることで、より感情度を大きく動かすことができます。具体的な例がないとわかりづらそう;今回は文字ばっかりで眠くなってきますネ・・・スミマセン(=ω=
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  • by hatsuyuki0422 | 2007-10-17 04:00 | OPムービーの作り方

    OPムービーの作り方<3> 音楽と合わせる

    わたしがムービー作りで一番大事にしているコトは、見ている人が心地よくなってくれるように、音楽と映像をシンクロさせることです。

    わたしの手法は、基本的には曲に合わせて絵を切り替えているだけなので、いたって単純(´ヮ`; 派手で複雑な見栄えのするエフェクトは不得意なので、上手い人には全然敵わないですけど、曲とのシンクロだけは誰にも負けないぞ・・・!という意気込みで作っています(負け惜しみ!?

    映像がすごくてもサウンドがすごくても、それぞれバラバラじゃ感動は薄まってしまいますよね。新海誠さんの作品が何であそこまでスゴイと感じるのかって、もちろん絵的な綺麗さもありますが、やっぱり映像と音楽のシンクロが素晴らしいからだと思うんです。

    映像と音楽と合わせるために一番重要な要素は、何はともあれ画面を切り替える「タイミング」です。場面転換を曲のテンポに合わせるのです。ちょっとだけ音楽知識が必要ですけど、勉強しましょうっ!

  • 小節の始め・クラッシュシンバル
    1234と音楽に合わせてリズムを取る1の部分。ここで変えなきゃ何処で変える!って部分です。特にAメロ・Bメロ・サビといった場面転換後の最初には必ずと言っていいほどクラッシュシンバルが入ります。ここは色んな演出を絡めてシーンが切り替わったことを主張すべきポイントです。

  • 4分
    1234のそれぞれのタイミングが4分です。↑以外で画面を切り替えるには一番安定したタイミングです。

  • メロディー
    サビなどの印象的なメロディーでは、リズムではなくメロディー重視で切り替えてみましょう。アニメEVAのサビとかが有名(´¬`

  • ベル系パッドやブラスやオケヒット、ドラムフィルのタムなどの「魅せる音」「アタック音」
    いわゆるオカズ的な音。編曲者の気持ちになって、魅せる音を見つけ出してそれに合わせるのもとても有効です。

    タイミングはちょっとでもずれると見ている人は違和感を感じてしまいます。クロスフェードで柔らかく切り替える部分は良いのですが・・・。AfterEffectsでも音声ファイルの波形は見えますが、やはり不便です。AuditionやGoldWaveなどの波形編集ソフトを使って再生しながら1コマ単位でビシッとタイミングを決めましょう(´ヮ`*

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  • by hatsuyuki0422 | 2007-10-17 03:00 | OPムービーの作り方

    OPムービーの作り方<2> 起承転結は大事

    別にムービーに限らず、「ストーリー」は全ての「作品」と呼ばれるものにおいてすごく大事な要素ですよね。代表的なJ-POPの曲(ギャルゲーOPしかり!)は、基本的に次のような形式を取っています。

    イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
    (上記構成+サビが一番最初に入るパターンも多いですっ)

    このような「起承転結」の場面展開になっていることを踏まえて、映像もそれに沿った流れでお話を考えます。イントロやAメロは始まりの雰囲気を大事に、Bメロは場面を大きく転換してサビへの期待感を持たせ、サビは一番の見せ場なので出しうる力の限りを使って盛り上げます。

    印象に残る良い曲は場面展開がしっかりしていてストーリーの抑揚がついており、また歌詞も曲の展開に沿った内容になっています。だから映像は基本的に曲に合わせるだけで、その曲をより盛り上げることが出来ると思います(´ヮ`

    (逆に、ラップや全編に渡るハードロックの曲とかを渡されると、わたしはどうムービーを組めばいいか分からなくなりそうです(TヮT

    そして映像の展開を考えるにあたって大事なのが「主題」と「見せ場」です。

    え?最初から最後まで全部が見せ場?それはストーリーの作り方が多分間違ってますよっ(´ヮ`;ぜんざいを甘くするには塩を入れるのは有名な話ですよね。ツンデレは普段ツンツンしてるからたまにデレたときに萌えるんです!無口で無表情な子はたまにほんの一瞬笑顔を見せるから可愛いんです!

    というわけで、ここは見せ場だ!というシーンを生かすには、何気ないシーン(意味の無いシーンではありません)もすごく大事なんです。抑揚とバランスを忘れずにっ!

    (特に静止画ムービーはアニメなどと違い、使える演出が限られておりマンネリしやすいので、抑揚をしっかりつけるよう意識する必要があります)

    主題は、その映像作品を通して何を訴えたいのか。です。全体を通して一貫性がないと、何が言いたかったのかぼやけてしまいます。ギャルゲーOPムービーにおいては、登場キャラの「可愛さ」を訴えること、これに尽きるでしょう(笑。

    (シリアス系でしたら、お話の伏線を暗喩を使って表現することを主題に置くのも良いですね(´ヮ`)

    とかくムービーの初心者は、演出技巧を見せることが主題になりがちです。(ムービー慣れしてても、余裕がないとそうなりがちです○rz)それはあくまで主題のための演出補助であるべきであって、見せたいものの本質ではないはずです。(技巧にものすごく自信があれば別ですけど(´ヮ`;

    全体を通してこれらのバランスを取るために大事なのが「コンテ」(演出の設計図)です。これを書くことは曲の構成を把握するためにも大事な作業です。

    コンテにも色んな書き方があると思いますが、わたしはExcelを使って縦に小節を取り、演出内容をメモ程度に書き込んでいます(´ヮ` 全体を見渡すことによって、キャラの配分や抑揚の付け方が分かりやすくなります。

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    by hatsuyuki0422 | 2007-10-17 02:00 | OPムービーの作り方

    OPムービーの作り方<1> 作業の流れ

    さて、OPムービーと言ってもわたしが作ったことあるのは、いわゆる静止画MADムービーとかと同じで、曲に合わせてキャラ絵が動く!というタイプのものです。だから使っている道具も多分一緒かな?全部Adobeです(´ヮ`

  • AfterEffects 6.0 Professional Edition
  • Photoshop CS2
  • Illustrator CS2
  • Audition(シェアウェアのGoldWaveとかでもOK)

    こんだけです。と言っても揃えようと思うとかなりお金がかかっちゃいますね(TヮT でもプロの人が使っているものも基本は多分全く同じです。プロもアマチュアも同じ製作環境が揃えられるなんていい時代になりました(´ヮ`*

    ちなみに3Dはわたしの技量や作業時間とかを考えて、全く使っていません。使えるとカッコ良さそうですけど;

    完成までの基本的な作業の流れは以下のような感じです。

    1)曲を何度も聴いてイメージを妄想!思いついたことをメモ
    2)メモを元に、曲を小節単位に表にして演出コンテ作成(Excelを使っています)
    3)Photoshopで、キャラや背景画像を下ごしらえ
    4)Illustratorで、ロゴ関連を下ごしらえ
    5)AfterEffectsに素材を取り込む
    6)Auditionで波形から曲のタイミングを測り、コンテに沿ってAfterEffectsで動きをつける

    やり方は色々あると思います。あくまで私の一番やりやすいと思っている方法です。

    1)2)は作品作りにおいて一番大事な部分。それ以降は、それを組み上げるための作業でしかありません。頭の中ではコンテが完成した時点で、ムービーもほぼ完成している感じかな。もちろん細かな調整や試行錯誤はありますけどっ!

    #コンテというのは、演出やタイミングを記した設計図のようなものです。映画やアニメや漫画ではおなじみのものですっ。
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  • by hatsuyuki0422 | 2007-10-17 01:00 | OPムービーの作り方

    OPムービーの作り方・序

    みなさんお元気ですかっ、ぱきらですヽ(´ヮ`*

    さて、放置もいいとこのこのBlogですが・・・内輪で本作って漫画描いたり、カメラにどっぷりハマったり、裏稼業(?)でムービー作ったり色々してこれでも忙しかったんです。うん、すごく言い訳っぽい・・・!

    日々の出来事とかはSNSに書くのでなかなかこっちまでは手が回らないけど、せっかくのBlogなので日記とは違うものを載せてみようかなあと。
    そこで何かと指南書が見つからないOPムービーの作り方について、私なりに思うところを書いてみようかなと思い立ちました。気づいたことを連載形式で載せて行く予定です(´ヮ`*

    ちなみにこのコーナーのコメントのレスは、気が向いたらするかもしれません・・・程度でお願いします(TヮT そもそも誰も見てなさそうなBlogですけど(笑。
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    by hatsuyuki0422 | 2007-10-17 00:00 | OPムービーの作り方