別にムービーに限らず、「ストーリー」は全ての「作品」と呼ばれるものにおいてすごく大事な要素ですよね。代表的なJ-POPの曲(ギャルゲーOPしかり!)は、基本的に次のような形式を取っています。
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ (上記構成+サビが一番最初に入るパターンも多いですっ) このような「起承転結」の場面展開になっていることを踏まえて、映像もそれに沿った流れでお話を考えます。イントロやAメロは始まりの雰囲気を大事に、Bメロは場面を大きく転換してサビへの期待感を持たせ、サビは一番の見せ場なので出しうる力の限りを使って盛り上げます。 印象に残る良い曲は場面展開がしっかりしていてストーリーの抑揚がついており、また歌詞も曲の展開に沿った内容になっています。だから映像は基本的に曲に合わせるだけで、その曲をより盛り上げることが出来ると思います(´ヮ` (逆に、ラップや全編に渡るハードロックの曲とかを渡されると、わたしはどうムービーを組めばいいか分からなくなりそうです(TヮT そして映像の展開を考えるにあたって大事なのが「主題」と「見せ場」です。 え?最初から最後まで全部が見せ場?それはストーリーの作り方が多分間違ってますよっ(´ヮ`;ぜんざいを甘くするには塩を入れるのは有名な話ですよね。ツンデレは普段ツンツンしてるからたまにデレたときに萌えるんです!無口で無表情な子はたまにほんの一瞬笑顔を見せるから可愛いんです! というわけで、ここは見せ場だ!というシーンを生かすには、何気ないシーン(意味の無いシーンではありません)もすごく大事なんです。抑揚とバランスを忘れずにっ! (特に静止画ムービーはアニメなどと違い、使える演出が限られておりマンネリしやすいので、抑揚をしっかりつけるよう意識する必要があります) 主題は、その映像作品を通して何を訴えたいのか。です。全体を通して一貫性がないと、何が言いたかったのかぼやけてしまいます。ギャルゲーOPムービーにおいては、登場キャラの「可愛さ」を訴えること、これに尽きるでしょう(笑。 (シリアス系でしたら、お話の伏線を暗喩を使って表現することを主題に置くのも良いですね(´ヮ`) とかくムービーの初心者は、演出技巧を見せることが主題になりがちです。(ムービー慣れしてても、余裕がないとそうなりがちです○rz)それはあくまで主題のための演出補助であるべきであって、見せたいものの本質ではないはずです。(技巧にものすごく自信があれば別ですけど(´ヮ`; 全体を通してこれらのバランスを取るために大事なのが「コンテ」(演出の設計図)です。これを書くことは曲の構成を把握するためにも大事な作業です。 コンテにも色んな書き方があると思いますが、わたしはExcelを使って縦に小節を取り、演出内容をメモ程度に書き込んでいます(´ヮ` 全体を見渡すことによって、キャラの配分や抑揚の付け方が分かりやすくなります。
by hatsuyuki0422
| 2007-10-17 02:00
| OPムービーの作り方
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